優勝

 ラグビーワールドカップが南アの優勝で幕を閉じた。予選プール2位からの決勝トーナメント進出、いわばワイルドカードであるから、ナショナルズやホークスと同じである。今年は、そういう年なのかも知れない。エゲレスのディフェンスはそこそこ良かったが、ニュージーランド戦で見せた攻撃が不発で、しかも痛いところで反則によるペナルティキックを与え過ぎた。負けるときはニュージーランドにしても英国にしても、どうにもうまく回転せずに負けてしまうものらしい。それでも、凄いプレーの連発の、面白い試合であったことは確かである。これで、今年のスポーツの最高峰の戦いは終わってしまった。後は世界一決定戦とは言い難く、それ故さすがにワールドカップとは名づけていないベースボールの国別対抗戦が残るのみである。あとは、井上のボクシングの試合くらいか。祭が終わってすっかり寂しくなり、もうすぐ冬の足音が近づいてくる。