暗黒期間

一月十九日(日)晴
一月も後半に入り、いよいよ余の衰弱の時期が訪れたやうだ。健康、運気、精神、体力その他もろもろ、すべてが悪化するいつもの季節がやつて來たのである。慎んで日々を送るより他に手はない。酒も極力控へ、規則正しい生活を送り、調子に乘らぬやうに心がけてゐてもも、大抵良くない事が起こる。厄除けに行かねばなるまい。二月末に最悪となり、その後緩やかに好轉するも、體調は低迷して目眩がしたり高血壓になつたりで、花粉症が終はる連休前まで體調不良が續くのが例年のパターンである。
五月以降は元気になり、猛暑だと余計に活発となり、十一月頃急に寒くなると風邪を何度か引いて暫く安定の後一月になる訳である。冬が嫌ひだからかうなるのか、かういふ次第だから冬が嫌ひになるのか、自分でも分かりかねる。