映画の季節

突然ながら、映画の季節が到来した。

もちろん、私にとっての、である。

何を観て何を感じたかは追々綴るとして、改めて私が震撼した映画監督をあれこれ思い出してみた。そして、その中から自然に私の中のトップ10が明らかになった。

言っておくが私は熱心な映画ファンではないし、そんなにたくさんの作品を見ているわけでもない。それでも、衝撃を受けた映画作品はもちろん沢山あり、中でも「監督」として畏敬するのは以下に挙げる人々である。

世の中のランキングとは相当に違うと思うが、そんなことは気にならない。とにかく敬愛の思いをこめて名を挙げたい(順不同)。

 

フェデリコ・フェリーニ

ヴィクトル・エリセ

タビアーニ兄弟

エミール・クストリッツァ

ジム・ジャームッシュ

ヴィム・ベンダース

小津安二郎

今村昌平

アンドレイ・タルコフスキー

クシシェトフ・キェシロフスキ

 

次点は

 

セドリック・クラピッシュ

ルイス・ブニュエル

テオ・アンゲロプロス

イングマル・ベルイマン

ルキノ・ヴィスコンティ

ジャン・ピエール・メルヴィル

 

あたりだろうか。

これらの監督は、10代に映画を見始めた今六十歳以上の人には馴染みが深いと思うが、

若い人たちだと映画好きでないとあまり知られていない人もいるかも知れない。

当たり前の話だが、いわゆるハリウツドの監督はひとりも入っていない。

一方で、フランスのヌーベルバーグの監督が抜けているのは自分でも驚きだった。

ヨーロッパの非中心的な国出身の作家が圧倒的に多い。

まあ、スペインを非中心とするのは怒られそうだが、

かつての覇権国家の成れの果てという意味を込めて。