2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

言ふもさらなり

六月二十五日(火)陰 此の日余は滿五十二歳となるも日々心中安らかならざるを慙づる而己。穏やかに日々を送らむことを切望するも果たさず。歸宅後竹を吹くに漸く氣持ち稍鎮まるか。夕飯は糠鰊を食す。

免許証

六月二十三日(日)晴 朝から二俣川の自動車運転免許試験場に赴く。二時間の講習を受けて正午過ぎ新しい免許証を受け取つて横濱に戻つて家人と落ち合ひ、高島屋で千家十職の黒田正玄展を見る。添茶席の義母を訪ね一服の後鶴見の古着屋に行き余は浴衣と帯、家人…

斷念

六月二十一日(金) 四月の工場火災により、今年の夏のボーナスが30%カツトされることになつた。それも、去年の夏の支給額からのカツトであるから、見込みよりはさらに少ない。今年は入社以來初めて前年よりも年収が減る事態となりさうである。まあ、今までが…

中止

六月二十日(水)雨 今日から朝の連ドラ「あまちやん」を見るのを止める。アイドルになるアキちやんに興味がない。といふかアイドルなんか全く興味ない。アイドルのなれの果ての小泉今日子の意地悪さとふてぶてしさに腹が立つこともあるが、AKBとかモー娘と…

歸濱

六月十八日(火)陰 新大阪に出て得意先訪問。午後京都に戻り夕方の新幹線で歸濱。

出張第一日

六月十七日(月)晴後陰 三条通りの和菓子屋に寄り和菓子を購ひ近くの足袋屋で足袋を買つてから寺町を四条まで下り、家人と別れて余は山科に赴く。午後仕事。夕方大阪に行き、家人の知人であるK氏Nさんと堂島で會食。十時過ぎ別れ大阪から京都に戻る。

二日目

六月十六日(日)晴 妙心寺退蔵院、東林院を拝観の後有隣館に行き中國美術の佳品を見る。知恩院友禅苑を見た後鍵善良房にて葛きりを食してからホテルに戻り再び着物にて祇園の店に行き飲食。

京初日

六月十五日(土)陰後雨後陰 新横濱八時半發ののぞみにて京都に向かふ。十時半着、直ちに宿泊先の新都ホテルに赴き荷物を預け、再び京都驛に戻つて奈良線にて黄檗に至る。萬福寺まで歩き門前の茶店にて蕎麦を食したる後萬福寺拝観。余は二度目なれど家人は初め…

匂ひ懇談会

六月十三日(木)雨 終業後雨の中品川に向かふ。七時より匂ひや臭氣に興味を持つ異業種の人々の飲み會に参加。自動車用空調メーカーや製缶屋さん、洋酒メーカーからスパイス屋さんまで様々な業種の計十一名の面々也。初めて會ふのはうら若き女性一名のみにて後…

演奏会

六月九日(日)晴 六時半起床。入浴、朝食の後臨書の時間取れぬまま七時半過ぎ出發。大船から湘南新宿ラインで新宿に出で、中央線に乘り換へて中野に至る。徒歩なかの藝能小劇場に赴く。早稲田大學竹友會同窓會の発表會也。午前中はリハーサルにて辨當の後一時…

袴、茶、鮎、黒眼鏡

六月八日(土)晴 朝臨書、入浴の後余のみ着物に着替へて家人と車で家を出づ。まづガソリンスタンドで洗車してからクリーニング屋に行き冬物を出す。其れから大船まで往き、コインパーキングに車を停めて電車で鎌倉に向かふ。此の日は紬の一重に黒に近い茶の帯…

雑誌

六月七日(金)雨後陰 滅多に雑誌を買ふことは無いのだが、今日「ブルータス」といふ雑誌を買つた。「古本屋好き。」なる特集であることを書物蔵さんのブログで知り本屋に寄つて買つて帰つたのである。此の雑誌自体今までに二・三囘しか買つたことはないと思は…

粗忽もの

六月六日(木)陰 會社を一時間早退して日本橋へ向かふ。お江戸日本橋亭にて桂扇生の落語の會。木戸口にて家人と待ち合せ、一人仟伍百圓払つて中に入る。此処には前に岡本派の新内を聞きに來た事がある。前半分の座敷席は人が少ないものの、後ろの椅子席はほぼ…

古書高騰

六月五日(水)晴 心地よい天気が続いている。 先日、西山松之助『ある文人歴史家の軌跡』を読み終えた。これもまた千夜千冊で採り上げられた一冊である。茶杓へのこだわりが面白く、実竹を使うことを初めて知った。また、歴代の名物茶杓のスケッチとメモ、短…

大江戸・淺草

六月二日(日)晴 少し前まで天氣豫報では雨模様の筈が晴間が差し豫報にも降雨の可能性低ければ金曜に届きし結城紬の着物を着て家人と外出。まづ有樂町大江戸骨董市に向かふ。黒檀の印矩、風鎮、煤竹の茶杓、手拭等を購ふ。其れから小洞天にて晝食。日比谷まで…

竹・神・露伴

六月一日(土)晴後陰 昨夜大して飲んだ訳でもないのに朝眠気と頭痛あり。入浴して九時前家を出で十一時より一如庵にて尺八稽古。大和樂、布袋軒鈴慕、流し鈴慕、松巌軒鈴慕と三鈴慕をさらつた後時間が余つたので瀧落を一緒に吹いて戴く。辞して地下鐡を乘り繼…