2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

名にしおふ

軍手や軍足が流行つてゐるのかと思つてゐたら人名のやうであつた。あの国の人に興味はないのでそれ以上調べもしないが、最近目にした名前では何と言つてもレデイ・ガガが群を抜いて素晴らしいやうに思ふ。有無を言はせぬ存在感がある。カリガリ博士やガリレ…

天気屋

六月二十九日(水)晴、暑し 梅雨の最中とは思へぬ見事な夏の暑さである。暑くても、朝から晴れてゐるとわたしは気分がいい。先日気がついたのだが、朝の天気が最も重要なのである。朝晴れてさへゐれば、其の後雲らうが雨が降らうが其の日は一日元気で前向きで…

仕事、私ごと、わたくしごと

仕事が楽しい。一時に比べるとかなり忙しくなつてゐるのだが、暇をもて余すよりは遥かに健全に、香り作りに取り組んでゐる。今期の売上げ目標やら、研究課題とか年度の予算組、勤務評定など一切の責任から逃れて、創香に集中できるのだから有難い話である。…

香水トレンド

ここ数年、新しく発売された香水のうち主だつたものを嗅いで評価し、関係者全体を集めた評価会に出す香水の選定をしてゐる。「香水タスクチーム」と称して月に何回か集まつて、日本で買ひ求めた香水や海外のアフイリエイトから送つて貰つた香水をリストに従…

半世紀

本日五十回目の誕生日を迎へる。信じられないことだが半世紀前にわたしが生まれたらしいのである。まあ、生きてゐる限り人間は歳をとるのであるから、年齢そのものに対する特別な感懐はないが、半世紀といふ年月を生きた実感がないのもまた事実である。 本日…

夏の夜・朝

六月二十四日(金)晴 昨夜は窓を開け放したまま寝入つたせゐか、暑いといふよりは丁度よい気温でよく眠れ、明け方は寒さを感じた程であつた。寝室は一階だが構はず窓を開けて寝るし、玄関も鍵を掛けない。強盗が入るとも思へないし、万が一入つたら差し違へれ…

出張

六月二十二日朝早くに家を発ち新幹線で京都へ。午前中得意先ひとつ、午後ひとつを訪問。進展もなく先方のやる気も感じられず疲労を感ずるのみ。夕刻梅田のホテルに投宿後、夜は大阪支店の営業の連中と飲み会。入社二年目の若き営業マンも加はるに、聞けば其…

オールA

六月二十日(月)陰時々晴時々小雨 本日人間ドツクに行く。結果はオールA。糖尿の気もなく、肝臓や腎臓も血圧も問題なし。BMIは22.5、肥満度は2.2%で腹囲は当然80センチ以下。心臓や肺や胃腸も何ともない。春先の不調は何だつたのか。昔、家のテレビがよく故障…

例会と零戦

六月十九日(日)陰時々晴間 朝七時に起き洗濯掃除。昼過ぎ車で外出。二時より如道会例会。七月九日の演奏会の事実上のリハーサルとなる。 今日午前中に零戦のプラモデル届く。併せて作り方の本も買つたのだが、ニツパーやピンセツトなど組立てる道具を買ひ揃…

演奏会同窓会

六月十八日(土)陰後雨 八時過ぎ家を出で十時より一如庵にて尺八稽古。阿字観を初めて吹く。辞して早稲田通りの古書肆を見歩き数書を購ふ。書目は下記の如し。 『齋藤史歌文集』講談社学芸文庫 『薄紅梅』泉鏡花 中公文庫 『零戦』堀越二郎 講談社文庫 『零戦…

勉強会

六月十七日(金)陰 午前中打合せ二件、午後社内勉強会とてH氏の話を聞く。四時半退社し七時より千代田区一番町にて、之もまた友人の主催する私的な勉強会に参加。新しい形態のハイヤー会社の経営者の話を聞く。昨日来人の話ばかり聞いてゐるやうな気がする。…

会食、講演会、会食

六月十六日(木)陰 午前半休し、横浜に出てキヤノンのサービスセンターに赴きデジタルカメラの修理を依頼。其の後ベイクオーターのテラスに座り『零式戦闘機』を読む。昼前蒲田に移動し、娘の如き年頃の女性二名と昼食を倶にす。彼女らが新入社員の際研修を担…

銅のちから

六月十四日(火)陰 帰宅後思ひ立つて通販で買つてをきながら其の儘にしてあつた銅製の台所流し用バスケツトを取りつけることにした。流しの排水口に置く浅い網目のバスケツトで、もちろんステンレス製のものが付いてゐるのだが、すぐに詰まつて排水の流れが悪…

月曜日

六月十三日 (月)小雨後陰 未明の夢に涙を流し、再び寝入つてしばらくすると目覚ましが鳴る。朝になり、また一週間が始まつた。今週半ばからの様々な予定に気もそぞろになるのを何とか抑へて仕事をし、上司のメールに腹を立て、昼飯を食べ、午後少し眠くなり…

志野流入門

六月十二日(日)晴後陰、夜になり雨 午前中思ひの他天気が良かつたので早めに出掛けるのを止め、第二次の衣替へと洗濯及び部屋の乾燥などを敢行。昼過ぎに家を出て原宿駅竹下口にてSさんと待ち合はせ、徒歩五分ほどのビルの三階に上ると、全く別世界のやうな…

零戦と海軍

六月十一日(土)雨後陰 十一時より一如庵にて尺八稽古。早稲田でつけ麺を食したる後地下鉄で上野に行く。銀座線から上野公園に向かつて出た先の映画館が閉館して古本屋になつてをり、覗くに意外と広く小一時間を費やす。品揃へは並の下なれど数は多く、数書を…

嫌な事

六月十日(金)陰 かつての部下で今は別の部署にゐる女と職場で擦れ違つた。嫌ひな人とはなるべく顔を合はせたくないものである。見かけた瞬間、其の人がわたしに向けたかつての悪意を思ひ出し、気持ちが萎えるのがわかる。もちろん、自分も無意識のうちに人を…

大空と白球

六月九日(木)陰時々晴間 夕刻より飲み会。職場の後輩で三十代ひとり、二十代ひとりと四十代のわたしとの計三人で飲む。男三人で要するに男子会といふことになるのだが、此れが事の他楽しい。これだけ歳が離れてゐると、変なライバル意識とか第三者との微妙な…

新たな情熱

六月八日(水)雨後晴 「大空のサムライ」の影響は尾を引き、零戦のことばかり考へてゐる。挙句に零戦のプラモデルをネツトで検索し、また飛行機操縦免許についても調べてみる。実現するとも思へなかつたし、それに向けて努力したこともなかつたけれど、戦闘機…

大空のサムライ

昨夜十一時三十二分、坂井三郎著『大空のサムライ』読了。伝説的なゼロ戦の撃墜王の生ひ立ちから入隊、訓練そして戦場での戦ひまでを綴る自伝的な作品で、わたしは松岡正剛の「千夜千冊」で其の存在を知り、先日偶々新刊書店で見つけて読み出したら止まらず…

水滴ひとつ

六月五日(日)晴後陰 【左; パリ郊外ブロカントの様子】 目が覚めたらすでに九時であつた。急ぎ掃除洗濯、朝食入浴の後車で藤沢遊行寺の骨董市に行く。銅製の船の形をした水滴が気になつて裏を見ると五千円とある。まずはざつと全体を見て廻り、他に目ぼしい…

日々いろいろ

六月四日(土)晴 一時より一如庵にて稽古。其の後竹橋の近代美術館に行く。所蔵品展を観る。パウル・クレー展もやつてゐるが、食指動かず。帰り横浜で買物。また服を買ふ。食事をして帰宅後読書。十一時就寝。 昨日は夜、大学の後輩と其の知人女性との三人で…

晴天と琳派

六月三日(金)陰時々晴 朝五時に目が覚め、天が晴れてゐるので起き出し、窓を開けて風通しをするとともにそのまま掃除をする。嶺庵の畳を箒で掃き、リビングは掃除機を使ひ階段や廊下はモツプ掛けをした。雨で寒い日が続いた後だけに、天気がいいと寝てゐる…

必然と偶然

六月二日(木)雨、寒さ続く。 【左; パリ、アンリ四世校の中庭】 本日、内閣不信任決議案、否決。先日、六億円強奪事件の犯人の一人が捕まつた。事の運びのあつけなさと、まだすつきりしない事が多すぎて、結末には程遠い点でこのふたつの出来事はよく似てゐ…

不信任決議案提出

六月一日(水)陰寒し。 【左; パリ、ノートルダム大聖堂のフアサード】 午後事業部主催の戦略テーマの発表会に出席。此の手の催しに出るのは久しぶりのことである。営業の面々が主要得意先に対して様々な成果を挙げ、新たな戦略を立ててゐる模様を知る。事業…