例会と零戦

六月十九日(日)陰時々晴間
朝七時に起き洗濯掃除。昼過ぎ車で外出。二時より如道会例会。七月九日の演奏会の事実上のリハーサルとなる。
今日午前中に零戦のプラモデル届く。併せて作り方の本も買つたのだが、ニツパーやピンセツトなど組立てる道具を買ひ揃へる必要があり、塗料を抜きにしても其れだけで六千円以上する。接着剤も最近のプラモデルには付いて来ないのである。器用な方ではないのできちんとした道具がないと上手く組立てられそうにないから注文することにした。塗料も入れたら一体いくらになるのか見当もつかない。ただ、子供の頃と違つて焦りもないし、プラモ作りに費やせる時間もそれ程ないので、少しずつ買ひ足して楽しみながら組立てて行きたいと思ふ。久しぶりにプラモデルの箱を開けた時には胸がときめいたが、パーツが思ひの他小さくて、これは丁寧に時間を掛けて作らねばといふ緊張感を覚へた。柳田邦男の『零式戦闘機』を読み終へて零戦開発の経緯と苦労を知り、昨日は其の設計主任であつた堀越二郎の本も手に入れたので、当分は零戦のことばかりになりさうである。