2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

憧れの欧州航路

三月二十二日(木)雨後陰 和田博文著『海の上の世界地図―欧州航路紀行史』(岩波書店、2015)読了。幕末以来、ヨーロッパに渡航した者たちの紀行文は多く、その足跡を追った研究や書物も少なくない。それでいて、実際に欧州に行くまでの航路や船舶の歴史を含め…

微妙な空気

三月二十一日(水)雨、寒し 対立するふたつのグループがあって、一方のコンサート会場に他方が殴り込みに来たものの多勢に無勢で引き下がろうとしたが、最後にコンサートの司会をしていた一方のリーダーの一言がカチンと来たのか再び場内に戻ってリーダー同士…

朝のルーティーン

三月十九日(月) 目覚ましが鳴るのは六時五分、二度目のアラームが鳴る五分後までに布団を出て眼鏡をかけ、ベッド脇の水筒と時計をベッド上の扉に近い位置に置き、反動をつけて足の方向に起き上がる。この時期だと寒いのでまず靴下を履き、フリースのジャケッ…

もうひとつの近代

三月十二日(月)晴 鈴木博之『都市へ』読了。シリーズ日本の近代が中公文庫に入ったもので、もとは1999年の刊行だから20世紀後半の記述は今からすると多少ずれている感じはある。とは言え、先日読んだ山本の本が科学技術を軸にした日本近代概観であるとすれば…

TGV

三月十一日(日) 休みの日に調べものがあったので会社に行き用事を終えて帰ろうとして図書館のロビーの椅子に帽子を置いて座ると、帽子の上に座ったかと思うと立ち上がる際に帽子を手にして立ち去ろうとした男が居たので殴り倒して帽子を奪い返した。男は横に…

本三冊

三月九日(金)雨のち陰 このところ人に薦められた新書を三冊続けて読んだ。まずは白石良夫著『かなづかい入門』(平凡社新書)。かなづかいに関する歴史的変遷や現代仮名遣のそれなりの意義は理解することは出来たが、それにしても著者の喧嘩腰の物言いは解せな…

怒り心頭

三月四日(日)陰時々晴 確定申告をした。ウェッブ上で打ち込んでいくのだが、郵送用に印刷をすると最後に源泉徴収を貼り付ける。それはいい。その上にマイナンバーのカードの裏表コピーも貼り付けなくてはならないという。何たる馬鹿らしさか。何のためのマイ…

鷹とカトリーヌ

三月朔日(木)晴 有給休暇が余っていたのでこの日休む。どちらにしても消化しきれないが、せめてもの骨休みである。竹橋の毎日新聞社ビルで昼食の後、国立公文書館で多聞櫓文書を閲覧撮影した後、国立近代美術館工芸館に赴く。嘗ての近衛師団司令部庁舎である…