2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

詩と短歌

八月二十六日(日)晴 石原吉郎の『北條』と『北鎌倉』を読み終えた。前者は詩集、後者は歌集である。石原への興味はわたしがこのところずっと持ち続けている戦中派への関心のつながりの中で湧き起こったものだ。安田武、渡辺清、船坂弘の著作やその周辺の書物…

残暑と会社

八月二十五日(土)晴 いつまでも暑いと思ったが、考えたらまだ八月である。昔の小学生ならまだ夏休みである(最近のことはよくわからない)。高校野球が終わり、西武も一時の勢いを失って、何だか喪失感ばかりが募る昨日今日である。菊地で負けて今日も危うくノ…

根尾君の夏

八月二十一日(火)晴 高校野球決勝、大阪桐蔭優勝。今年はきっと根尾君と藤原君の夏になるだろうと思っていたら、吉田君の活躍でちょっと影は薄くなったが、終わってみればやはりふたりはずば抜けていたように思う。金足農業の躍進と、それにまつわるさまざま…

獅子奮迅

八月二十日(月)陰 18日の土曜、朝から大阪桐蔭の試合を見てから昼過ぎ車で出掛け、狭山市に向かう。駅前の宿に車を停め、西武線を乗り継いで西武球場へ。初めての西武ドーム見参である。ショップの列の最後尾について待つこと30分余、やっとじぶんの番になっ…

和疲れ

八月九日(木)陰 このごろの自分を振り返ると、これは和疲れではないかと思えて来た。思えば、2009年に失脚と離婚が重なって精神的な危機を迎えた時、縋ったのが和のものであった。鎌倉の禅寺に坐禅に通い、書道を再開し、香道を習いはじめ、尺八を再び習いは…

嫌いなひと

八月六日(月)陰 気どった人、嘘つき、自分を善人だと思っている人、自分は正しいと信じている人。 前ふたつはかつての自分。後ふたつは自分とは金輪際無縁。 思考停止の人々その2. よくある話ではあるが、義妹に聞いた話。コンビニで週刊誌を買うのにレジに…

ジャズとワイン

八月三日(金)晴 表参道のエチカで家内と待ち合わせで白ワインを飲んでいた。最近はもっぱら白ワインで、ビールすら飲む気にならない。日本酒なんて考えただけで気持ち悪くなる。さて、座った席は地下鉄の改札に降りる階段に面したところにあり、ガラス張りな…

八月

八月朔日(水)晴 早くも八月である。この前七月になって、今年も半分終わってしまったと驚いていたら、あっという間に八月になった。歳をとるとともに月日の経つのが加速度的に早く感じられるのは、おとなになると子どもの頃のようなときめきがなくなるからだ…