2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

歓迎會

四月二十四日(金)晴 この四月に入社した新入社員が余の職場で研修をしてゐたが、一區切となつて此の日歓迎會が行はれた。余は研修に一切關はつてゐないので初めて見る若者ばかりである。余の會社には所謂ドキュン・ネームと呼ばれる、知能の低さうな親の付け…

歴史と慚愧

四月十七日(金)晴 戰争や動乱や權力闘争といつたものに余り興味はない。余が歴史といふ言葉で考へるのは、寧ろ平時の普通の人の暮らしや感じ方や考へ方の方である。取分け江戸中期から後期の人々に關心がある。勿論直接その時代の人々の姿を見たり彼らに本心…

《津山藩醫井岡道安とその時代 ― その五 》

八、 吉益家門人帳 この通信百號の最後で、道安が醫術のどの學統學派に學んだかについて知る可能性のある資料として、東大の醫學圖書館の呉秀三文庫に所蔵されてゐる『吉益家門人録』(以下『門人録』)について触れた。これを閲覧しようと思ひながら中々果た…

冴えない春

四月十四日(火)陰後雨 今年の春を一言で表現すれば、冴えない春であらう。雨が多く氣温も低く、櫻も満開のタイミングが春爛漫とは遠いものであつた。八分咲きの頃は暖かく、満開の頃に寒くなつて、二分散つた後の花が寒々と雨に濡れ、花びらは路面に張り付い…

文献探索

四月十一日(土)晴 午後八景島に近い福浦にある横濱市立大學醫學部内の醫學情報センターに赴く。所謂圖書館である。まづ市民利用登録をして利用カードを作る。其れから館内の案内を貰つて探してゐる文献の保存場所の見當をつけてから近くの席に荷物を置く。學…

あまちやん再放送

四月八日(水)雨處により雪、寒きこと眞冬の如し 月曜から朝の連續テレビ小説「あまちやん」の再放送が始まつた。本放送時、最初の方は見てゐなかつた事もあり、毎日見てゐる。朝から元氣になれる日々がまた暫く續く訳で、喜ばしい。春から始まつた「まれ」は…

長い夢

四月六日(月)陰 會社のYと携帯電話で話してゐる。Yはフレーバーの營業で、事情や状況を考へないゴリ押し營業で皆から嫌はれてゐる男である。私はYの無理な依頼に對して怒り、部下を絶対派遣しない旨を傳へ目の前にゐるYを蹴りつける。それから社内の圖書…

嶺庵蕎麦會

四月五日(日)陰時々小雨 午前蕎麦打ち名人U氏を拙宅に迎へ、家人が蕎麦打ち第二囘目にして三度蕎麦を打つ。午後知人や會社同僚など來り、總勢八名にて午後二時過ぎより九時過ぎまで蕎麦を食し日本酒を飲みつつ歓談。樂しい一日となつた。 花筏と白椿

雑感

四月二日(木)晴 なるほど 春の高校野球が終わつた。決勝まで進んだ北海道の東海大四高に韓国名の選手が何人か居て、あれと思つた。そして、あらためて大學名を思ひ出して納得した。日本海大學ではなく、「東海」大學だから野球留學出來たといふ訳であらう。 …