2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

課題

四月二十八日(金)晴 以下が現在私が調査研究中のテーマである。社史執筆に絡んだものが多いが、そこから大きく逸脱して自分の興味関心で調べているものもある。 軍管理監督工場の実態と準拠する法令 香料関係各種統制会、工業組合等の実態 化学工業統制会と…

ウランとホームラン

四月二十七日(木)雨後陰 オットー・ハ-ン自伝読了。化学者として毒ガスの父ハーバーとともに第一次世界大戦では毒ガスの開発をし、さらにそれを使った実戦にも参加、時に防毒マスクの効果実験では毒にやられて入院したこともある。さらに放射性元素の研究か…

事実誤認

四月二十四日(月)晴 大学教授であり評論家でもあるJ先生が、あるマスコミの一団を名指しで批判した。低調で愚劣、おまけに欺瞞だらけと言うのである。批判された連中はJ先生の粗を探すのに躍起となり、とうとうJ先生が昔書いた文章の中で戦時中の早大での空…

イメチェン

四月二十三日(日)晴 パリのペリフェリック(環状道路)の先に出て、郊外に向かって歩きはじめた。というより、最初はローラーのついた事務用の椅子に座ったまま進んでいたのだが、さすがにまずいと思い椅子を押しながら歩くことにした。そうして歩きはじめると…

戦場と老兵

四月二十二日(土)陰 大きなビルの最上階に居る。停電なのか燈火統制中なのか真っ暗闇である。雷鳴がして稲妻が凄まじい。これは危ないと思っていると雷がいつの間にか砲撃となり、私は必死で物陰に隠れる。時々雷や爆裂で明るくなると、どうやらそこは橋本先…

逝く春

四月十九日(水)晴時々陰 葉桜に花の散る春の盛りはあつといふ間に過ぎ、暑さを傳へるニュースが喧しい。月曜のやうな曇つて風の暖かい晝休みなどほんの少し春らしさを感じたものの、春や秋の抜けた季節感はもの哀しさを覚えずにはゐられない。 今は戦時中の…

卯月初旬

四月十日(月)晴 晴れ空の下に満開の桜を見ることなく春が過ぎて行きそうである。それでも、家の近くのいたち川沿いの桜は朝晩の往き帰りに眺め、昨日は七沢温泉にて桜を見ながら露天風呂に浸かった。今日の昼には蒲田の吞川沿いの桜を見て歩いた。それにして…