2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

連休前半

四月二十九日(月)晴 此の連休の讀書には二つの柱がある。ひとつは宋代で、徽宗帝や水滸傳、開封といつたものが興味の中心である。『五代と宋の興亡』や宮崎市定の『水滸傳−虚構のなかの史実』を讀み終り、今は横山光輝の漫画『水滸傳』を讀み進めてゐる。此…

ダーウィンの鸚鵡

四月二十四日(水)陰後雨 先日M事務所にてサイエンスライターを名乗る人の話を聞いた。科学系の解説書や入門書の類を二十五冊も出しているとのことだが、フェルマーの最終定理について書いた時には流石に難しくて頭がゴチャゴチャになり、結局自分でもよく分…

竹漬けの週末

四月二十一日(日) 昨日は十一時より尺八稽古。其の後早稲田通りの古本屋を廻り五冊買った後豪徳寺のM事務所に行き歓談九時に至る。今日は雨の中十時に戸山図書館に行き竹友会OBと瀧落の練習を為し、午後二時より如道会例會に参加。無住心曲と瀧落を吹く。…

北風と太陽

四月十九日(金) 「北風と太陽」の話が嫌いである。そもそも競う内容がフェアでない。野球の選手とサッカーの選手が、百メートル走や漢字の書き取りで勝負をするというのなら分かる。だが遠投で優劣を決めるとすれば、野球選手の方が有利に決まっているではな…

オレンジレンジ

四月十七日(水) 語呂の良さのひとつに音の部分反復とでも言うべきものがある。オレンジレンジがその良い例だが、これは結構たくさんできそうである。特に外来語を使うと、二語の並びに意味がなくても何となく親しみが湧く。スマップ・マップ、スマイル・マイ…

火事場の馬鹿ども

四月十五日(月)晴後陰 火事は出した方が悪いに決まっている。ただ、火事を消すのが商売の人たちのその場での実際の働きぶりというものは、もし余り悧巧なものでない時にはそれなりに批判の対象にはなるのではないか。先日職場で火事があった。同じ事業所内の…

茶漬け

四月十四日(日)陰時々晴 土曜は茶の稽古、今日は三渓園の呈茶席にてボランティア。着物を着て、立礼席で点前もして観光客に抹茶を呈するのである。外国人には茶を点てる体験もして貰うことも出来る。岳母の社中の八人程が集まり順番に給仕もする。それ程客は…

武満

四月十二日(金) YouTubeにて武満徹作曲の『ノーヴェンバー・ステップス』を聴く。『音と文明』を読んでいて言及があったので興味を持ったのである。尺八と琵琶とオーケストラ、指揮は小澤征爾。確かに琵琶と尺八の音色が数多の西洋楽器群に伍して精彩を放つ…

三つの到着

四月七日(日)晴風強し 此の日待ち望んでゐた三つの荷物が届いた。ひとつは『宋四家字典』。二玄社刊で、ずつと欲しかつたのだが、版元品切とのことで思ひ切つて古本で買ひ求めたもの。宋四家とは言ふまでもなく、蘇軾、蔡襄、黄庭堅、米芾を指す。此の四人の…

雨風強し

四月六日(土)陰後風雨 朝驛に行くと乘るつもりであつた電車が運休にて十分以上待たされ、横濱の乗換へも今囘西早稲田で降りやすいやう後ろの車兩に乘るためいつもと違ふ経路で進むに、思つた以上に歩かされた挙句東横線は途中まで座れず。西早稲田から一如庵…

再び、徳田のこと

四月一日(月)晴 昨年の秋に中学の同窓会があり、私は行かなかった。それはすでに書いた。その後ネット上でその時の写真を見る機会があり、また掲示板により私の居た三年A組のクラス会も開かれるということを知った。こちらには出てみようかと思っていたとこ…