2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

野溝七生子というひと

九月二十八日(水)晴後陰 矢川澄子『野溝七生子というひと』読了。先日目黒川沿いの古書肆でその存在を知り、アマゾンで調べたら安く出ていたので購入して早速読んだものである。恐らく、矢川澄子も野溝七生子も、今では余り知られた存在ではあるまい。矢川は…

盛り沢山

九月二十四日(土)陰時々雨 五時半過ぎ起床。八時前夏目坂から少し入った処にある一如庵に着く。布袋軒鈴慕の稽古を令先生から受ける。自分で気づかない吹き癖を多く指摘されるとともに、音の下るところや音程の取り方など細かく指導を受ける。文字通り、ひと…

啓蒙と憂鬱

九月十八日(日)雨 灼熱の砂漠で国際会議が開かれていて私もそこに参加している。何か思い悩むところがあるようで、憂いを含んでひとり外に散歩に出掛ける。すると、外にはハイヤーがたくさん並んでいて、着物を来た若女将のような人が早く乗れと言う。会場ま…

楠と鴫

九月十七日(土)陰時々晴 家内と車で町田に行き岳父母を乗せ小田原に向かう。松琴楼にて鰻を食した後誓願寺に墓参。外郎を買った後渋滞の中一路湯河原へ。五所神社に赴き、楠の大木二つを見る。樹齢650年と800年とのことにて、さすがに生命力横溢した樹容なり…

事故続き

九月十六日(金)陰時々雨 一如庵らしき畳敷きの広間に居る。大きな川に面した窓の欄干にもたれて川面を眺めていると大きな船がコントロールを失って流され、停泊中のボートを巻き込んで川岸に激突する。それ以外にも川には驚くほどたくさんの船が浮かんでいて…

焦燥離仏

九月七日(水)晴 10時過ぎチェックアウトして、凱旋門からシャンゼリゼを下り、地下鉄で再びシャトレに出て橋を渡ってサンジェルマン地区を散策。昨日よりはましだが、足腰はまだ弱ったままである。再びサンジェルマンデプレ教会横の公園で、私だけ座って休む…

急変

九月六日(火)晴 いつもより早く起きて部屋の掃除。この日アパルトマンを引き払うためである。荷物をまとめ掃除を終え、九時過ぎ立ち退き。それから近くのタクシー乗り場まで行き、そこから凱旋門近くのホテルへ。そこに荷物を預けてから地下鉄1番線でシャト…

蓋置

九月五日(月)雨 クリニヤンクールの蚤の市に出掛ける。相変わらずあまり治安のよくなさそうな地域である。月曜の上に小雨が降ったり止んだりのせいか、人も少ないが空いている店も少なく、ある意味ゆっくり見ることができた。最近出来たテーマパークのような…

美術館

九月四日(日)晴 昨日の疲れもあって遅く起き、十時近くになって地下鉄でラズパイユのマルシェに出掛ける。ここはBIO、すなわち有機野菜などの専門朝市ということもあって、家内が最も楽しみにしていたもののひとつである。野菜や果物、パンなどをどっさり買…

作者の家

九月三日(土)晴 昨夜寝るのが遅くなったこともありゆっくり目に起きる。今のところ時差ぼけはなく毎晩きちんと眠れている。九時半頃出発、最寄の駅でメトロRERのゾーン5までの一日券を購入してリヨン駅に向かう。そこから10時38分発のRERのD線に乗り、一時間…

金曜日

九月二日晴 朝食をゆっくり取り、九時過ぎに近くのマルシェに出掛ける。いわゆる「朝市」で、露店が道路に面しずっと続く。結構な賑わいである。果物野菜卵などを買って帰る。今回のパリ滞在中は極力自炊するつもりである。お金がないということもあるが、そ…

二日目

九月朔日(木)晴 ぐっすり眠って七時過ぎ起床。家人がバゲットを買いに行き、タルティヌにして朝食とする。入浴後出発。まずアベス駅に行き地下鉄の駅の入口の写真を撮り、珍しくモンマルトルの丘に登る。周辺を散策の後ルース作トリスタン・ツァラ邸に行き写…