2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

出張

九月二十六日(月)晴 門戸厄神から梅田経由で新大阪に往き、十時半に営業と倶に得意先を訪問。用談の後堂島の大阪支店に戻り昼食。午後奈良の得意先を訪問後再び新大阪に戻り帰浜。疲労甚だしく、移動の自動車、新幹線の車中は殆ど眠る。

九月二十五日(日)陰 坂本より比叡に上り延暦寺根本中堂、戒壇院を見る。京に下り楽美術館及び武者小路千家の官休庵を見学。京都駅より大阪に向かひ、大阪駅前の丸ビルにてN子とその友人I氏夫妻と会食。余にとりては初めてなるも楽しく喋る。其の儘四人で阪…

近江

九月二十四日(土)晴 湖東にある佐川美術館を訪ね、楽吉左衛門の手になる茶室を見る。湖西雄琴温泉に泊まる。

村山、置賜巡り

九月二十三日(金)晴 明くれば昨夜までの荒天が嘘のやうな爽やかな秋晴也。九時O氏ホテルに到着しO氏の車にて山形見物に出づ。まずは長井市内の大正期に建てられた洋館風の医院建築を二箇所見た後北上。途中鮎の簗場やおしんのロケに使はれた吊橋、棚田など…

長井の夜

九月二十二日(木)陰後雨後晴 東京駅より新幹線にて山形に向ふも颱風の余波の大雨にて山形新幹線福島以北は再び不通となり福島で下車。同じく足止めとなつた営業H氏が急遽手配せしレンタカーにて雨の中長井に往く。市内の宿に投じ、六時半過ぎ得意先のO氏М…

颱風

九月二十一日(水)風雨、夜になりて止む 颱風十五号が東海関東東北を縦断。朝はゴルフの雨用のズボンを履いて出勤す。昼間風雨強まる。午後二時過ぎ総務より所属長の許可あれば帰宅を許すとの指示あるも遅きに失す。何となれば其の時点で既に東海道線の列車が…

墓参

九月十九日(月)晴 九時半車にて出発。三鷹の実家に行き初めてN子を両親に引き合はす。直ぐに父母を乗せて発ち元麻布長玄寺に彼岸の墓参に赴く。妹と姪ひとりが後から着き、総勢六名にて花十番にて午餐を倶にす。食後十番の通りの川口金物店にてロープを購ふ…

骨董と尺八

九月十八日(日)晴、暑し 九時過ぎN子と家を出で、有楽町に向ふ。国際フオーラム入口にてN子の妹夫婦と落ち合ひ、大江戸骨董市を見て廻る。幾つか佳品を得る。良いと思ふものがN子とだいたい同じ為、折半にすると安く感じてついつい買つてしまふ。義妹のK…

執筆

九月十七日(土)晴、暑し 午前掃除洗濯。昼過ぎN子来る。午後通信を執筆す。夕食に鰊の粕漬けを焼いて食す。美味也。

ハイボール

九月十六日(金)晴時々驟雨 小雪の顔と名前がどうしても好きになれなくて、わたしは今まで一度もハイボールを飲んだことがない。ところが、今度は菅野美穂だといふから、もしそんなママのゐるバーがあればすぐにでも飛んで行つてハイボールを注文したい気持ち…

ゲームの法則

九月十五日(木)晴 東京ゲームシヨウが開幕した。と云つても全く興味はない。ゲーム自体に興味がないのである。わたしは、電車の中でいい大人が携帯電話や携帯のゲーム機をやつてゐるのを見ると馬鹿な奴としか思はないやうな、旧式の人間である。中学か高校生…

有給休暇

九月十四日(水)晴 五時四十分起床、六時半出発。八時前千葉にある皆吉台ゴルフクラブに到着。九時二十二分より会社の執行役員S氏、退職したK氏、同僚のT氏とラウンド。二年半以上振りのゴルフである。みどりさんとの別れの直接の原因となつたのもゴルフで…

着物と香木、そして月見

九月十一日(日)暑さ続く 十一時前N子と家を出で大船より湘南新宿ラインにて恵比寿に至る。正午、西口徒歩二分のカフエに赴きKさんに会ふ。昨日連絡があり、亡夫の着物が新たに出て来たので渡したいといふことで急遽落合ふことになつたのである。この前大島…

稽古三昧

九月十日(土)晴、暑き事真夏に異ならず 十一時より戸山町一如庵にて尺八稽古。松風裏調子を初めて吹く。稽古の後神先生に婚約の報告。暫し話し込んだ後辞して、早稲田から九段下に出て其処から半蔵門線に乗り其の儘田園都市線つきみ野に至る。岳父の運転する…

都市の左近

九月九日(金)晴。蒸暑さ戻る。 最近いい歳のおつさんが遥かに年の離れた、娘や孫のやうな若い女性を娶るニユースをよく目にする。と言つても大抵は芸能人や有名人であり、お金には不自由しない人たちである。昔から金や権力のある年寄りが若い娘に欲情しても…

文楽と香席

九月八日(木)晴 日差し強く日向は暑しと雖もからつとした天気也 十時前半蔵門の駅でN子と待合せ、倶に国立劇場に向ふ。着物のN子と手をつないで劇場横を歩いてゐたら、今回の観劇の会を主催するNさんやKさんに見つかり冷やかされる。会の受付が外とは思…

震へと孤独

九月七日(水)晴 考への至らぬ処もあるだらうし、あらゆる可能性を検討した上で得た結論でもない。ただ、自分の思ふこと、感ずること、考へたことを文章にし、何度も読み返し、繰り返し書き直し、ようやく形になつたことを確かめ、やつと外に向けて発信しやう…

念のため

九月六日(火)晴 泥鰌は「どぜう」とも書くが、此れは江戸時代に広まつた誤記であることを知つてゐたので、今回字引で確かめたら正しい歴史的仮名遣ひは「どぢやう」とあつたので昨日の記述は間違ひではない。 夜久しぶりに坐禅。十時半に就寝。

二匹目も三匹目も駄目なものは駄目

九月五日(月)陰時々雨強し、溽暑耐へ難し 何だかよく知らないが、時の総理大臣が演説で引用したとかで相田某の書の本が売れてゐるのだといふ。どんな言葉を引用したのかさへ知らないが、余は此の相田某の書も言葉(詩であるらしい)も良いと思つた例が無い。と…

三渓園呈茶席

九月四日(日)晴 八時半過ぎ家を出で、車にてN子を乗せ三渓園に至る。望塔亭の抹茶処にてN子の母親やN子が呈茶をするため、着物を着たN子を送り届けた訳である。裏千家や表千家等が順番に、お点前の発表の場として使ふのだといふ。十時半前に余は一旦三渓…

稽古再開

九月三日(土)晴 十一時より一如庵にて八月のお休みの後久々の尺八稽古。其の後目白に出て尺八用品店に立ち寄り二尺三寸の入る袋を求めるも好みの柄がなく断念す。渋谷に出てN子と落ち合ひ倶に家に帰る。夕刻買物に出て食材を購ひ夕飯にN子の作るカレーを食…

第二回野毛探訪

九月二日(金)陰 昨日に引き続き退社後今度は桜木町に向かひ、М氏と野毛に飲む。二軒目にアブサントを二杯飲む。帰宅十一時半、直ちに就寝。

中華街

九月朔日(木)陰時々雨溽暑甚だし 定時に退社し横浜中華街に往き同僚のK氏N氏と会食。忌憚のない話の出来る数少ない同僚であり、楽しく飲食す。営業の若手Sなる男は週に一度の接待が二週続いただけで、自分の時間が取られるのが不服とK氏に文句を言つたと…