寺社巡り

セルビアの教会

タイトルの通り。 良くも悪くもキリスト教的である。 教会の天井

北條一族

東勝寺跡/腹切やぐら/宝戒寺の萩/宝篋印塔 この前の土曜、鎌倉に出掛けた。蒸し暑い中駅から歩いて東勝寺跡地に向かう。通りから谷の方に向かうと、それまではいた観光客の姿も急に見えなくなる。東勝寺橋で滑川を渡り、さらに進むと次第に道は傾斜となり、…

記憶の町並み

土曜に街歩きをした。ブラタモリならぬ「ブラた××」の第五回で、今回は女の子三人、野郎二名の五人で三田から麻布界隈を歩いた。慶應女子もいたので義塾三田キャンから綱坂を昇り、三井倶楽部前で記念写真の後神明坂を下って中之橋で古川を渡り、狸穴に入っ…

寺酒寺

六月十八日(日)陰後晴 朝和歌山駅から電車で二駅、紀三井寺で降り、その名の寺を参詣。かなり急な坂を登って本堂前に辿り着く。想像していたよりこじんまりとした寺なれど、落ち着いた雰囲気で特に和歌の浦を望む眺めは素晴らしい。帰りは正規のルートで階段…

楠と鴫

九月十七日(土)陰時々晴 家内と車で町田に行き岳父母を乗せ小田原に向かう。松琴楼にて鰻を食した後誓願寺に墓参。外郎を買った後渋滞の中一路湯河原へ。五所神社に赴き、楠の大木二つを見る。樹齢650年と800年とのことにて、さすがに生命力横溢した樹容なり…

作者の家

九月三日(土)晴 昨夜寝るのが遅くなったこともありゆっくり目に起きる。今のところ時差ぼけはなく毎晩きちんと眠れている。九時半頃出発、最寄の駅でメトロRERのゾーン5までの一日券を購入してリヨン駅に向かう。そこから10時38分発のRERのD線に乗り、一時間…

言靈

五月四日(水)晴 午後鎌倉建長寺に赴き金澤翔子さんの書展を觀る。素晴らしい。般若心經の丹精、蘭亭序の品格、いろはの破格、魂魄の氣迫。しかし何と言つても「言靈」の鬼氣迫る力強さに言葉を失ふ。忘れかけてゐた「ことば」への畏敬を思ひ出すに足る、文字…

千葉茨城

五月二日(月)晴 四月二十九日から車で關東を廻つてゐる。佐倉の堀田邸、順天堂、武家屋敷、佐倉高校及び歷史民俗博物館を見學、佐倉に泊まつたのだが食事をする店を探すのに難儀した。旅で泊まるべき處ではなささうである。翌日は香取神宮を参拝した後佐原の…

京都三日目

三月七日(月)晴 氣温の上がる豫報が出てゐたので鞄と外套を宿に預けて軽装にて九時前外に出る。近くのカフエにてモーニングを食するも珈琲薄くてまずし。地下鐡で北大路に行き、バスで大徳寺に向かふ。初老の女性二人連れ観光客の傍若無人の振る舞ひに呆れる…

探墓二箇所

五月十七日(日)晴 八時過ぎ起床。體調が戻らなければ其の儘歸濱のつもりでゐたが、思つたより囘復したので無理せぬ範囲で予定の行動に移る。京都驛より奈良線で東福寺に往き、臥雲橋から青もみじを眺めつつ荘厳院に至り、吉益家の墓を掃ふ。入つてすぐの處に…

仙洞御所

十月二日(木)陰 朝七時過ぎ家を出で新幹線にて京都へ。着いてまず驛の京都総合観光案内所に行き着物パスポートを貰ふ。それから烏丸御池の定宿に往き荷物を預けてから尾張屋まで歩き早めの晝食。余はざる蕎麦、家人は利休蕎麦を食す。相変はらず美味也。夷川…

遠州

七月十九日(土)陰時々雨 朝七時過ぎ車にて家人と出発、途中混雑あるも新東名にて晝頃奥濱名龍潭寺に着く。近くの店にて鰻重を食した後拝観。實に二十九年振りの再訪也。遠州作の庭を見る。其の後磐田に行き余の旧居及び當時働きたる工場等を見る。周囲の雰囲…

寺町夷川紫野

三月三日(月)陰晴不定時々小雨 ホテルに荷物を預けてから三條通りで朝食の後十時半烏丸御池驛にて如覚と落合ひ、再び三條を東に進み亀屋則克にて菓子を購ひ、また分銅屋にて濃紺の足袋を買つた後寺町通りを北上、香炉を物色したいといふ如覚に付合ひ骨董古美…

奈良の雨

三月朔日(土)陰後雨 睡眠不足氣味ながら八時過ぎ宿を出で京都より近鐡にて奈良に赴く。十時過ぎ御一行到着し、車五台に分乘して唐招提寺に赴く。拝観の後興福寺近くの菊水楼に戻つて晝食をとる。美味也。其の場に神先生九州より到着し、午後は大和文華館に行…

献奏

二月二十六日(水)晴 早朝家を出で午前中京都山科にて用談を済ます。午後も得意先に行く筈がキヤンセルとなり、自分ひとり山科驛に取り殘される。晝食の後京都驛に戻り其処から近鐡にて新田邊まで往き、徒歩酬恩庵に至る。一休寺の名で知られる一休宗純所縁の…

同仁斎と櫻谷

十月三十一日(木)陰 午前中京都市内で用談の後午後の訪問が先方の都合で無くなつたので、銀閣寺を訪ねることとす。東求堂公開中なれば余は初めて拝観す。境内修學旅行の生徒や外國人などで賑ふものの、拝観料仟圓が効いてゐるのか、二十分毎の案内附きで東求…

二日目

六月十六日(日)晴 妙心寺退蔵院、東林院を拝観の後有隣館に行き中國美術の佳品を見る。知恩院友禅苑を見た後鍵善良房にて葛きりを食してからホテルに戻り再び着物にて祇園の店に行き飲食。

京初日

六月十五日(土)陰後雨後陰 新横濱八時半發ののぞみにて京都に向かふ。十時半着、直ちに宿泊先の新都ホテルに赴き荷物を預け、再び京都驛に戻つて奈良線にて黄檗に至る。萬福寺まで歩き門前の茶店にて蕎麦を食したる後萬福寺拝観。余は二度目なれど家人は初め…

觀智院、骨董、香木

五月十一日(土)雨 八時過ぎ宿を発ち京都驛に行き、其処から徒歩東寺に至る。何時行つても東寺は中途半端に遠い。バスや電車に乘る程ではないが歩くと結構あるのである。九時過ぎ東寺塔頭觀智院に入る。初めての拝觀なり。宮本武蔵の水墨画や五大虚空菩薩像、…

鎌倉散策

二月二日(土)雨、昼前より陰一時晴 七時過ぎ起床。すでに気温高く暖かし。朝食の後余はシヤワーを浴びる。八時半過ぎ三人で嶺庵に移動し蒲団を片付け聞香の用意を始める。まず百合根きんとんと抹茶を呈した後、香炉の灰を作る間に余は尺八を吹いて客人をもて…

秋雨紅葉 

十一月二十三日(金)雨後陰 朝食の後宿を發ち修禅寺に赴く。三門の辺り紅葉鮮か也。昨日より秋の特別公開の始まる方丈庭園を拝観。雨の中紅葉を愛でつつ散策。温泉地らしく観光客多し。其の後浄蓮の滝を見物、更に旧天城トンネルを通り抜けたる後修禅寺方面…

京都の休日 十一月十日(土)晴時々小雨

宿の近くの喫茶店でモーニングの朝食の後地下鐡にて丸太町へ。徒歩京都御苑に入り、無料公開中の閑院宮邸跡を見た後拾翠亭に至る。九条家の屋敷の一部、茶室として建てられし江戸期の建物也。九条池に面し、紅葉も眼下に眺むる好適の立地なり。余は予てより…

秋日晴雨 

十一月九日(金)陰時々細雨 八時半前宿を出で御池通りを寺町まで歩み喫茶店にてモーニングの朝餉。其の後ホテルオークラの裏手高瀬川沿ひにある廣誠院に赴く。秋の特別公開にて今囘初めて一般の観覧を許すと云ふ。但し由緒ある古寺にはあらで、薩州出身の政…

出張二日目 

十一月八日(木)晴 七時過ぎ起床。朝餉の後家人と宿を發ち桜橋交差点にて袂を別つ。家人は電車で京都に向ひ余は徒歩堂島の大阪支店に赴く。十時營業のM氏運轉の車にて、研究N氏と三人で奈良の得意先O社に往く。先方担当課長と面談。中華の晝食を取った後…

根津谷中千駄ヶ谷

十月十四日(日)陰時々小雨 連日着物姿にて今日は家人と倶に家を出づ。電車を乘り繼ぎ根津に至る。徒歩根津神社に足を運ぶ。余は初めて詣づるも徳川将軍家より献納されし境内は広く楼門本殿透塀等の立派なる事に驚く。 根津神社 境内のベンチにて持参の握飯…

墓参三絃

十月十一日(木)晴 晝まで仕事を為し午後半休を取り東海道線東横線地下鐡を乗り継ぎ本駒込に到る。驛より本郷通りを歩み曹洞宗の名刹吉祥寺に赴く。境内宏大にして墓域も広し。八百屋お七が吉三郎に出会ひし寺として名高く、山門を過ぎて左手にお七吉三郎比翼…

鎌倉散策 

十月八日(月)晴 ヤンキースが勝つたのを見届けてから、午後一時過ぎ家人と家を出で、電車にて北鎌倉驛に往く。鎌倉街道を暫く歩き長寿寺を拝観。鎌倉にしては割と風情のある寺である。其れから亀ヶ谷切通しを抜けて英勝寺まで行き拝観。竹林の風にそよそよ…

鎌倉往還 

八月二十九日(水)晴 昨日思ひの他仕事が捗つたので、暑さで疲れ氣味でもあり、週の半ばの今日は会社を休む事とす。午前中は書斎で執筆、通信八十二号を書き始む。早めの中食をとつてから車で家人と倶に出て鎌倉方面に向ふ。十二所の明王院と光触寺を訪ぬ。…

川越

八月二十六日(日)晴 九時過ぎホテルを出で関越道経由にて川越の旧市街に入る。喜多院近くの駐車場に車を停め、川越大師喜多院を参拝。江戸城より移築せし客殿や五百羅漢を面白く見る。 喜多院の庭 五百羅漢像のひとつ 尺八を吹く羅漢 携帯で話し中の羅漢(?) …

温泉三昧

六月二十四日(日)陰 朝七時起床。昨日いつもより沢山酒を飲んだ筈なのに宿酔頭痛なし。蓋し楽しくストレス無き酒席なればならむ。散歩に出で善知鳥神社に赴く。駅前通りを戻りパンを買つて部屋に戻り朝食と為す。九時前チエツクアウトをして再びアスパムに行…