演奏会

六月九日(日)晴
六時半起床。入浴、朝食の後臨書の時間取れぬまま七時半過ぎ出發。大船から湘南新宿ラインで新宿に出で、中央線に乘り換へて中野に至る。徒歩なかの藝能小劇場に赴く。早稲田大學竹友會同窓會の発表會也。午前中はリハーサルにて辨當の後一時半開場、二時開演となる。全八曲、二時間半ばかりの発表會なるも、二十代から八十代まで幅広い年齢層のOB、OGが集まり、賑やかで樂しい會となつた。各曲相當に練習を積んだと見えて、中々見事な演奏であつた。余は瀧落を計九名にて吹く。トリの三曲合奏曲「八重衣」は、余が全曲をきちんと聴くのが初めてといふこともあり、樂曲としての構成の妙とそれを堪能させて呉れた演奏の素晴らしさを感じた。
五時半より場所を移して同窓會の総會と懇親會。諸先生、諸先輩方そして後輩達と歓談、時の経つのを忘れあつといふ間に八時を過ぐ。二次會あると聞くも、家は遠方にて明日も早ければ失禮して帰途に就く。総じて先輩方に二次會参加者多く、現役世代は歸宅組多くなるのも止む無しと見ゆ。