とばつちり

七月二十八日(火)
このところ朝の電車に亂れが續いてゐる。いつも乘る電車が遅れて到着し、それが混雜してゐたので見送り、次のを待つたらもつと遅れてゐた。仕方なく乘ると矢張り混雜してゐて、普段ならふたつ目の驛で座れるのだが座れない。しかも、いつもの電車であれば弱冷房車に乘るのだが、編成が異なるのか冷房がガンガン効いてゐる。暑い朝で驛まで歩いた余も汗ばんでゐて最初は涼しく感じてゐたものの、立つてゐると空調の吹き出し口に近く、冷氣が直接肩に當つて體が冷えて來た。さうして今度は腹痛も感じ始めた。かなり危險な状況である。鞄からかういふ時の爲に持ち歩いてゐるサマー・カーデガンを取り出して着るがあまり變化はない。降りる驛が近づいたので何とか踏ん張り、トイレに急ぐ。既に一人待つており、冷や汗をかきながら順番を待つ。何とか事無きを得るが、定時に出社するのに乘らねばならないバスは出た後で、次のバスに乘る。意外とスムーズに走つて、九時丁度に正門を通過することが出來たが、疲れる朝であつた。