星の下

三月二十六日(月)晴
未だに寒し。肩の痛みは鎮痛剤で抑へて、日常生活は何とかなるやうになつた。頭痛には効かなかつたロキソニンだが、肩の痛みは和らげて呉れるやうだ。養育費が終り、二度目の慰謝料の借金返済がやつと始末がついたと思ふ間もなく、また月々の支払が増えることになつた。よくよく金の貯まらない星の下に生まれたものらしい。四半世紀以上の長い間働いて来て、住宅ローンの借金は別にしても、貯金が丸でないといふのは我ながら驚く事態である。余の資産といへば、購入価格の約半分の価値になつてしまつた某香料会社の株三千株があるだけで、他に本当に貯金はなく毎月が自転車操業なのである。まあ、江戸つ子といふことで許して貰ふより他はあるめえ。