脱線の翌日

二月二十四日(月)晴
此の前東横線で脱線があり、運轉再開した日に乘つたら迷惑を掛けた事へのお詫びの車内放送があり、安全運行に一層努力するとのことであつた。
今朝、昨日脱線して不通の續いた京濱東北線に乘つたところ何の謝罪の言葉もないばかりか、大船驛では自慢げに朝から通常運轉してゐるといふアナウンスがあつた。JRとやらの、國鐡時代のお役所意識はまだ抜けてゐないやうだ。謝罪すれば済むとも、謝罪アナウンスが素晴らしいとも思はないが、かういふところに民と官の意識の違ひが出てしまふのは明らかであらう。要するに自分に関係ないことは他人事であり、外部の人間が自分たちの組織をどう見てゐるかといつた意識が欠如してゐるのである。