熱戰

八月十三日(木)雨後晴
午前會社を休んで高校野球を觀る。早實接戰を制す。好試合也。其れにしても早實の主將加藤君は爽やかなイケメンで、長身な上に四番を撃つといふ恰好良さである。主將としての資質にも惠まれ、しかも今日の試合でも大活躍であり、眩しい程の存在である。高校時代のスボーツのチームなどに偶にかうした非の打ち所のない好青年のリーダーが現れることがある。問題はさうした好青年が大人になつて更に輝く姿を見ることは殆どないといふ事である。ひた向きな氣持ちと甲子園迄勝ち進んだ自信とが特別なオーラをもたらすものなのかも知れないが、社會人となつて若者が溌剌と働ける環境が今の日本にないのも事實であらう。加藤君がこの先大學や社會に進んだ後も、今のやうな爽やかなリーダーシップを発揮出來る事を密かに願ふ次第である。一方人氣の清宮君も愛敬のある童顔が可愛らしく、一戰ごとに成長してゐる様子も窺はれ注目の選手である。プレーを觀るだけでも樂しい稀有な存在で、更に大きく育つて欲しいものである。