恐らく遍路の途中なのだらうが、雨の中カツパを着てわたしは歩いてゐる。ただ、金剛杖もリユツクも持たず軽装で、前日泊まつた宿に荷物を置いて来たらしく其処に戻らうとしてゐるやうだ。田舎の町の中を歩いてゐると道路にお餅を敷き延べてある。此処らの風…
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