二月一日(日)晴 熟々思ふに余も齢をとつて漸く腑に落ちる處があつた。今曲がりなりにも穩當な日々を過ごす事を得てゐるのは、恐らく余が今の配偶者に對して情愛を以て接してゐるからではないかと思ふ。若い頃、異性に強い關心を持つと同時に戀愛に憧れた。愛…
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