やっと『太平記』を読み終えた。岩波文庫六巻、兵藤裕己校注本である。面白いとは思う。しかし、それは平家物語や南総里見八犬伝の面白さとは明らかに違う。平家の文学性に比べると、戦の顛末は殺伐としたものだし、間奏に入る漢籍からの蘊蓄語りも退屈であ…
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