終日家に在り

十二月二十四日(金)
五時起床、ストレツチ、坐禅、読経、掃除、朝食。其の後『仏説大乗造像功徳経』を読む。漢和辞典を引きながら読み進めていくのは英語やフランス語の本を読むのと変らず、理解の程度も似たやうなものであらう。午後は法華経を読み、尺八を吹く。久しぶりに一尺八寸管を吹いたら音がよく出てゐた。図書館に行くつもりなるも風が冷たければ止む。夕方再び大乗造像功徳経に戻る。昨日今日と日中盆栽「遊行」をベランダに出して日の光を当て、夕方居間の水石の横に嶺庵とは違ふ向きで置いたところ、其れも悪くない。夕飯は七時前に終へる。いつも通り納豆と卵である。夕方電話で喋つた他は人と接することのない一日であつた。