2012-01-13 悲寒的 日々の暮らし 乞子漫筆 一月十三日(金)晴 今年の冬は寒い。通常の年ならたまに馬鹿に暖かくなる日もあるのに、今年はそれがなくてずつと気温が低い日々が続いてゐる。天気がいいから良いやうなものの、これで曇天が続いたり雪でも積もつたりしたら、気持ちがとことん萎えるのではないかと思ふ。雪の多い地方に住む人は忍耐強いのだらうと、単純にさう考へてしまう。余など寒くて眠いと、それだけでもう泣きたくなつてくる。冬の朝はだから泣きべそで起きるのである。それに空腹が重なると、ただもう苦しいやら悲しいやらで、本当に泣くことさへある。