今年の連休

四月十八日(水)晴後陰
四月も半ばを過ぎ黄金週間が近づいて、何かと浮き足だつ時期になつた。今年は連休の初めに二・三日京都で過ごす他は、都内で能をみるくらゐで後はずつと家に居るつもりである。出歩く金がないせゐもあるが、仕上げなければならない原稿と、講演の準備があるからさうさう出掛けてもゐられない。とは言へ仕事や職場の息苦しさから解放され、風薫る気候の中やりたいことをして過ごせるのであるから楽しみである。
連休の後も五月六月は週末を中心に様々な催しや会が既に予定に組み込まれてをり、結構慌ただしく過ぎさうである。竹と書を中心に据ゑてはゐるが、旅もあり宴席や観花の会あり、同窓会ありで、人と会ふ機会が多いのも自分としては異例である。会社にゐると周囲に人は在つても話が通じぬので孤独を味はふことも少なくないが、趣味や好きな事で出掛ければ話題は尽きずで、楽しいことばかりである。