きんとん 

十月七日(日)雨後陰
十時過ぎ車でN子の實家に赴き、晝食を挿んで三時過ぎまで茶の湯の稽古。少人數なれば人の稽古も見て、合間は雑談をするなど樂しく過す。門人三人は去り殘りたる内輪の者にて珈琲を飲み、其の後近くに買物に出て戻れば既に夕刻となり、余は午睡をして早目の夕食を岳父母義妹と倶にしてから歸宅。濃茶の菓子に極めて旨ききんとんを食したれば今日の題目とす。