解體

七月二十二日(月)陰
今日からリビングのソフアの解體を始めた。アメリカで買つた馬鹿でかいソフアで、生活全般から西洋臭を抜き去り和の暮らしを進める為に廃棄することにしたのだが、何せ大きくて階段は通らずベランダから降ろさねばならない。普段でもとても男一人では出來ないものを、ましてや五十肩の今はやりやうがない。ヤマトの家財便を調べたところこの大きさだと弐萬圓も掛る。それで、とにかく出來る限り解體して一般ゴミとして出してしまはうといふ事になつた。さて、布張りを引き裂いてみると中はスポンジあり段ボールの紙ありスプリングありで中々に毀すのは大變である。週末には新しい家具が届くので今週中に片づけなくてはならない。おまけにリビングのエアコンが壊れてゐて木曜まで修理に來ないから、解體作業に汗だくとなる。ちなみにソフアのあつた空間を畳の小さな小上り風にして桐箪笥を置く予定である。併せて念願のシエードも導入。今までずつと間に合はせのカーテンが氣に入らず過ごして來たので、嬉しい限りである。但し此方は和風ではなくハンター・ダグラスのものだがシンプルな白なので、寧ろ障子の感覚に近いものになるのではないかと思ふ。