急降下

九月五日(木)雨後晴
震災が起こって以来「あまちゃん」が、以前とくらべて面白くない。話は展開しているもののどこか雑な感じで、過程が今までのように丁寧に描かれていない気がする。映画のオーディションも撮影まで終り、緊張感が解けたせいか、或いは太巻が「いい人」キャラに転じたせいかとも思ったが、それだけでもなさそうだ。震災後の脱力感を表現しようとしているようにも思えず、ここに来てあれあれという感じである。アキちゃんの魅力さえ、いつの間にか少し減じたようにも思う。それとも私の性癖である「飽きっぽさ」がまた生じてアキちゃんが飽きちゃんになってしまったのだろうか。