日々

九月八日(日)
終日執筆。においとことばについての思索を続ける。分かっていることや考えていることはあるのだが、それを一般の人に分かるように書くことが予想以上に難しい。夕方図書館に行って本を借り、返す資料の一部をコピーする。中村研究所や丸見屋化学研究所に関する資料が集まりつつある。図書館で借りて、これは持っておきたいと古本を注文した『日本科学技術史大系第21巻化学技術編』がこの日届く。百科事典のような分厚い本で、1964年発行だが7250円もした。しかし、明治から大正の化学工業の実態を知るには欠かせない資料が多く収録されていて、見ていて飽きない。