ことだま先生宿

十一月九日(土)陰
東海道線を乘り繼ぎ晝過ぎ伊東に至る。晝餉を餐して後驛前よりバスに揺られM倶楽部例會に向かふ。當代随一の歌人を迎へ其の語りに耳を傾けたる後伊豆高原の宿花吹雪に移動。余は風邪氣味なれば温泉に浴さず、夜語りに備ふ。夜も亦心に染みる話を聞く。十二時半散會となるも同室の鼾囂しく寝られず。