歌作

十一月十日(日)陰後雨
例會二日目。寝不足の儘早朝初めて温泉に浴す。午前短歌を作る課題あり。余は竟に其の場の一期一會を詠み込めず、哥ごころの枯渇を感ず。皆で城ケ崎海岸の雄々しき波濤と巌の景色を見た後晝食、更に各自の短歌をO先生に添削、批評して戴く時間あり。五時前散會、熱川より再び各驛停車にて歸濱。今囘も忘れ難き例會となる。