雪掻き文樂

二月九日(日)晴
午前中家の前の道の雪掻きを為す。気温が上がり解け始めてはゐるものの、早めに道脇に除けてをかないと通行に支障が出る。皆が各々家の前をやれば歩き易くなる筈だが全く何もしない家も多い。公共心の欠如驚くべきものあり。
午後テレビでオリムピツク中繼を見てゐて四時前慌てて着替えて外出、三宅坂の國立劇場に赴く。驛までの道も街中も既に雪は殆ど無くなつてゐた。六時十五分より文樂二月公演第三部、御所櫻堀川夜討から辨慶上使の段と本朝廿四孝より十種香の段及び奥庭狐火の段を観る。前から五番目の席でよく見えたこともあり、人形遣ひを堪能。九時終演。歸りは比較的連絡よく十時半過ぎ歸宅。ビールを飲んでから寝る。