恵比寿原宿新橋

三月十九日(日)晴後陰
昼過ぎ恵比寿の美容室にて髪を切り、原宿に移動して三時から香席。難波津香にて人数が少なかったこともあり余が急遽執筆となる。三つの試しと客ふたつの五香を聞く。寸門多羅ひとつ混じる他は皆伽羅にてどれも佳香也。特にウの香を余は好めり。余は全て聞き当て、他に高点もなければ自分で書いた記録を貰って帰る。原宿から有楽町に出で伊東屋まで歩き筆記具を見るも良さそうなものは高い上に人が多く試し書きも難しそうなれば諦めて新橋まで歩く。銀座の変貌目覚ましきものあり。七時半より義弟四月より転勤にて大阪に単身赴任になるとて、家族で会食を為す。岳父母、義妹一家三人と家内と余の七人なり。団欒にて美食を堪能す。