終了

十一月四日(土)陰
日本シリーズが終わった。四番の差、中継ぎ・抑えの差、そして何より監督の選手起用の差が出た試合だった。キャッチャーに嶺井を使い続けた采配は訳が分からない。2点目の柳田のピッチャーゴロにしても嶺井が的確に指示していれば本塁送球でアウトに出来ていたし、サヨナラの場面でセーフだっただろうが本塁送球後逸はみっともなかった。高城のバッティングがラッキーボーイ的に働いていたにも拘らず、また戸柱のセーフにはなったが本塁突入タッチの好プレーがあったにも拘らず、嶺井にこだわりそして不振の桑原を使い続けて、この二人が好機を悉く逃した。まあ、二つ勝てたのが奇跡とも言える。ホークスの投手陣はやはり層が厚く、延長に入ったとたん勝てる気はしなかった。特に最後が三上では格が違いすぎる。逆にホークスの打線は思った程強烈ではなかった。濱口にしても今永にしても、良いピッチャーだと選手悉く打てなかった。来季に連覇を目指すのにはもう一枚中長距離バッターが必要かも知れない。ただ、自力で勝るパリーグをぶっちぎりで制した球団の実力通りの日本一であり、結果的に本来あるべき姿の日本シリーズになったようにも思われる。明日の夜が暇になるのがちょっと淋しいが、やはりホークスは強かった。