日本の惨状

九月二十一日(金)雨
いけ好かない長州人がしたり顔で憲法を変えるという。この男、歴代の日本の首相の中でわたしが最も嫌いな人間である。とは言え、この男のやっていることは、今の日本でよくある話のひとつに過ぎない。それは何かというと、何の問題も起きていない事柄を改変して「改革」とか「イノベーション」と称して自画自賛し、長らく問題となっていて解決の難しい事柄にはまったく手をつけずに見えないふりをするという風潮である。これを愚直にやり続ける人間が組織の中で偉くなる。残念ながら、わたしの会社でも同じである。
この国の経済や社会に、現憲法による問題が生じているとは到底考えられない。いや、もしそう考えているとしたら、それは本気で戦争をやる気があるからとしか思えない。戦争をやれば儲かる連中は確かに存在するからである。そういう連中の支援を受けているとしたら、モリ・カケの蕎麦くらいではすまず、キャビアやフォアグラ級の「お友だち」がいることになる。そうでないことを祈りたいが、この惨状があと3年も続くのかと思うと、暗澹たる気持ちになってくる。