契約雑感

十二月三日(月)
毎年この季節になると、FAの去就やら契約更改やらでスポーツ新聞紙上が賑わい、そしてだいたい嫌な思いをする。もちろん大抵その理由は巨人とかいう軍である。今年は広島の丸をとった。まあ、良い選手ではある。しかし、その丸がさんざん迷った末に巨人を選んだというのが、がっかりである。悩んだ末に巨人かよ、巨人に行くならそもそも悩む必要ないでしょ、悩んだ末に広島残留、こそがファンをつかむ選択だったと思う。一方で、同じ巨人が炭谷を取ったというのも訳がわからない。阿部が捕手復帰を宣言した上に、正捕手小林より打撃成績の悪い炭谷を取る、しかも昨年までにドラフトで高卒の捕手を三人取っていたのにという、相変わらず笑うしかない迷走ぶり。しかも、去年若返りといって村田を追い出しておきながら、遥かに最近数年の成績が村田より劣る中島を取る理不尽さ。まあ、毎年高額の選手補強が失敗して笑いものになるのが好きな球団らしい、独創的な選手補強と言っておこう。
ところで、我がライオンズも困ったものである。菊池がいなくなり、浅村も抜ける。浅村の楽天は、ユニフォーム似合ってないけど、まあ理解できるし頑張って欲しいと思う。それより、金子が自由契約になっていの一番に交渉すべきなのは投手力で負けた西武の筈なのに、ここでも日ハムに先手を取られる間抜けぶりには呆れた。いくらドラ1で希望の投手取れたからといって未知数だし、実績のある金子をとらない手はないと思うけどね。