屋上のテラスのやうな席でわたしはひとりで珈琲を飲んでゐる。夢の中の話である。眼下には深緑色のお堀の水が見えるのだが、角度のせいか直接水面だけ目に入るので、そこまでどれくらい距離があるのかよくわからない。それにしても波が立ちすぎてゐて何だか…
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