七月十一日(金)晴 或る大學にて准教授を勤め給ふ濱崎某といふ御仁に香木の銘につき教へを乞はむとて禮を尽したる文を送りしところ、何とても音沙汰かへりふみもなく過ぎぬ。嘗て同じく香りにつき鹿島某なる教授に文遣りたることありしが、同じく反古にして捨…
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