四字熟語の、後ろの二字を重ねてみるとなかなか面白い。
例へば、曖昧模糊を「曖昧模糊模糊」として「曖昧モコモコ」と読むと、なるほど曖昧だなといふ気がしてくる。
同様に「意気揚々」を「意気ヨウヨウヨウヨウ」とすれば、ラツパーのブラザー風に元気一杯である。
「威風堂々」が「威風ドウドウドウドウ」になれば、実に立派な騎馬のパレードとなる。
「日進月歩」→「日進ゲッポゲッポ」は、急進すぎて息切れか。
「一網打尽」→「一網ダジンダジン」はドヤ顔が見えさうです。
「一心不乱」→「一心フランフラン」 こつちの方が真剣さが伝はりますな。
「厚顔無恥」→「厚顔ムチムチ」 手もぽつちやりしてさうです。
「虎視眈々」→「虎視タンタンタンタン」 なんだか楽しさう。
「孤立無援」→「孤立ムエンムエン」 泣くな!
「疾風怒濤」→「疾風ドトウドトウ」 残響と余韻を感じます。
「四面楚歌」→「四面ソカソカ」 さうだつたのか。
「純真無垢」→「純真ムクムク」 成長の早い年頃なんですね。