茶道楽

四月二十一日(土)陰
十一時にN子の実家に到着。岳母の社中のお稽古である。人が多いので一度薄茶を喫しただけで一時前昼食となり、午後は若い女性たちに交じつて札を引いて役割を決めて遊ぶ花月といふ稽古をやる。幸ひ点前も正客にも当たらずただ濃茶と薄茶を飲む。其の後朝から来てゐた人たちが帰り、余がお点前の稽古を二回、N子が一回。夕刻H君来たり、夕食後萬年筆・色紙を贈る。さらに尺八を吹き聞かせた後皆でケーキを食し、十時前辞して帰宅。今日は生徒にN子や義妹K子の知り合ひで久しぶりに参加の人や初参加の方などが加はりいつもより華やかで賑やかな稽古であつた。茶の湯を中心に社中の方々との会話や岳母の美味しい料理を楽しみ、桜尽しの趣向で行く春を惜しんだ一日であつた。