四月二十五日(水)晴
午前中新幹線にて大阪に移動。其の間携帯電話にてメジヤーリーグのヤンキース対レンジヤース戦の速報を追ふ。ダルビツシユの投げたテキサスが勝つ。今回は無得点に抑へ三勝目。決して悪くない出だしであらう。午後得意先二社を回りプレゼンテーシヨンなどした後天神橋筋に近いホテルに投宿。荷物を置いてすぐに天神橋筋商店街に繰り出し古書肆数件を巡り数書を得る。書目は下記の如し。天牛書店にて天神橋筋の古本屋地図を貰ひ其れをもとに廻つたので効果的であつた。
- 『東京の自然史』貝塚爽平著 講談社学術文庫 六百六十円
- 『細川護貞座談』中公文庫 二百五十円
- 『紫式部』今井源衛著 吉川弘文館 五百円
- 『神像』景山春樹著 法政大出版 千円
- 『金文の世界』白川静著 東洋文庫 九百八十円
- 『墨絵の譜 一』小林忠著 ぺりかん社 千二百円
- 『日本書人傳』中田勇次郎編 中央公論 九百八十円
いずれも買ひ得の値段だと思ふ。天神橋筋商店街にてカレーを食して宿に戻り、後はずつとテレビを見る。阪神広島戦のナイター中継他の後ニユースにてダルビツシユの投球を見る。