日欧併讀

八月二十七日(月)晴
週末明けは暑さが辛い。いつもは歩く駅から会社までを、月曜日はついバスに乗つてしまふ。仕事は多いが雑用がないので次々と片付き定時退社。尺八稽古、夕食の後讀書。『ヴイルヘルム・マイスターの修業時代』を讀み始む。森銑三著の『明治人物夜話』を通勤途上で讀み、家ではゲエテを讀む。明治大正の高等学校生が置かれた時代状況を感じつつ、西洋文化の粋ゲエテを讀むことで、少しでも追体験めいた讀書にしやうと思つてゐる。教養主義的雰囲氣の中で教養小説を讀まうといふ訳である。