十二月朔日（土）陰後雨後晴
よく睡眠をとつたせゐか体調大分戻る。十一時より一如庵にて稽古。夏目坂にて晝食の後地下鐡を乘り繼ぎ茗荷谷に至る。一時半過ぎ全林野會館七階に着き竹友會同窓會合同練習會に加はる。二時より千鳥、夕顔と大勢に混つて吹き、瀧落を二尺三寸で吹いた後竹は二管で夕顔を再度、其の後ほぼ全員で六段を合奏。四時半散會となり、余は一人再び地下鐡にて中野に赴く。まんだらけの古書部門を覗き文庫二冊を購ひ、五時半第二力三階個室に入る。六時より恒例の彼誰同人忘年會開催。定刻には六名中五名参集。いつもながらの談論風發、歓談に時を過ごし、十時前散會となり、余は東横線菊名までO氏と同道。諸氏の話題見識ひとつとして面白からざるものなく、同人同志の集ひの愉しき事年に一度では勿体なき程也。十二時前歸宅。直に就寝。
