敗北

三月十八日(月)陰、風強し
會社を休んでWBC準決勝を觀戰。日本遂に敗れる。結果論ではあるが、好調さを取り戻しつつあつた前田健太を一囘早く降板させたのと能見を2イニングス目も使つたことが敗因であらう。投手起用が惡ければ負ける。拙攻は確かだが、勢ひを殺ぐのは失点だ。また、中田がホームランを打てば同点に追いつく場面での三振は、結局此の選手が凡庸なまま終ることを決定づけたといつてよい。あそこで打つてこそのスーパースターであり、打つと打たないでは人生が変る程の場面だつたのだが、気迫は感じる事が出來なかつた。中田は竟にイチローには成りえぬといふことである。出來の惡い清原クラスになるのが精一杯であらう。また、今日の山口は驚く程良かつたが、他の巨人の選手は全く良い処がない。阿部も杉内も、単なる女好きの選手で終りさうである。