書庫

九月二十五日(水)雨時々陰
先日家内の実家に行った際相談して、家人と義妹のかよちゃんが子どもの頃使っていた、今は物置のようになっている部屋を、余の蔵書の一部を収める書庫として貸して貰えることになった。図々しいにも程があるというものだが、素直に嬉しい。興味の薄れた分野の本をそちらに移せば、書斎のスペースが増えるから気兼ねなく本が買えるのだ。しかもタイミングよく、今度新築して世田谷に引越すことになった義妹一家の一人息子の今まで使っていた本棚が不要になるとのことで、そちらに回して貰えることになったのだ。やがて本棚は買い足すことになるだろうが、まずはそれで十分だろう。車で40分程の距離でもあり、よく行くこともあって、必要になればすぐ本を取りに行けるのもうれしい。
奥さんの実家というのは敷居の高いものらしいが、私の場合、というより岳母岳父が快く私を受け入れてくれるので、とにかく寛(くつろ)げるのである。月に二回は茶の稽古で行っていることもあるが、眠くなれば居間のソファに横になって寝る始末である。所謂バツ2の五十男をこんなにも暖かく迎え入れてくれる岳父母に感謝のしようもない。ありがたいことである。