探書

十二月二十七日(金)陰時々雨
會社仕事納め。早めの晝食をお気に入りの女子あきちやんやTちやんと倶に取つた後、晝過ぎ退社。毎年恒例の藤沢古書肆巡りを為す。最初に寄つた太虚堂子安宣邦『漢字論』一冊を買つたところスタンプカードが満了となり仟圓分引き換へとなる。二件目の湘南堂でも百圓引きの券を使つて一冊買ひ、次の光書房で五冊を求めて引き返す。太虚堂に再び入り、モラエスの『日本精神』とレオンハルトのCDを仟圓割引にて購ふ。計八冊金額にして四仟四百圓余、良い買物であつた。夕刻及び夕食後讀書。買つたばかりの鹿島茂先生著『昭和怪優傳』が面白くて止められないのである。