2014-05-29 現代の文庫 書物・読書・古本 五月二十九日(木)晴夕刻驟雨 歸途藤澤の古書肆と新本屋を廻り數書を得る。今日購ひし山口昌男の『内田魯庵山脈』が面白さうである。此の処岩波現代文庫の青版と赤版を讀む事が多くなつてゐる。一時講談社學術文庫ばかり讀んでゐたこともあつたが、今は現代文庫である。少し期間は遡るが、最近までに讀んだ現代文庫の書目を下記に掲げる。 入矢義高『増補 求道と悦樂』 安保徹『医療が病ひをつくる』 大室幹雄『宮澤賢治『風の又三郎』精讀』 大室幹雄『志賀重昂『日本風景論』精讀』 川本三郎『荷風と東京』 加藤郁乎『俳人荷風』 前田愛『幻景の明治』 筒井清忠『日本型「教養」の運命』 筒井清忠『近衞文麿』 豊下楢彦『昭和天皇・マツカーサー會見』