勉強

十月十五日(水)陰後雨
昨日より古文書解讀の勉強を始める。讀みたい古文書があるのに、今までのやうな遣り方では歯が立たない事がわかつたので、遠廻りでも一から學んだ方が早いと思つたのである。自分の興味と關係ない文書でも、江戸期のものであれば時代の様々な仕來りや仕組を併せて知ることが出來て役に立つ。老後の暇つぶしに古文書の讀解ほどお誂へ向きなものはさうはない。本や辞書も買つたが、ウエブ上でも古文書解讀講座のやうなものがたくさん有り、其れ等も結構勉強になる。候文は大體理解出來るのだが、矢張り古文書獨特の言ひ廻しや書式を知つてゐるのとゐないのでは讀み進めるのに大違ひである。道は遠いが好きでやる勉強は樂しいものである。