丁酉元旦

あっという間に年が明けた。新年である。今年は故あって元旦から書初めをした。今年の漢字は「潛」のつもりだったが、一文字だとどうにも様にならないので「沈潛」とした。昨年「飛」にして飛躍し損なったので、今年は潜り沈んで力を蓄えようと思っている。「潜(ひそ)む」であり「潜(もぐ)る」、そして「潜心」「潜伏」。久しぶりに水泳も再開して「潜水」もいいかも知れない。「潜入」も可能性あり。いずれにせよ極力表に現れず裏方に徹しようと思っている。社史編纂事務局などというのはそもそも裏方の極み。自分でも表舞台や晴れやかな席に向いている方とは思えないので、陰に隠れてしっかりと基礎固めをしたいと思う。一見ネガティブに取られそうだが、実は極めてポジティブな決意である。今までの人生でも何度かこういう時期はあり、その間に蓄えた自信や力でその後調子に乗り過ぎて失敗するというパターンの繰り返しなので、さすがに今度はこの後調子に乗らないように気をつけようとは思っている。