マララゴルジュ

十月十八日(水)晴
朝ジャベルの駅まで歩きRERでヴェルサイユ・リヴゴーシュに行く。徒歩宮殿に赴く。家人が行ったことがないというので久しぶりに行くことにしたものである。入場券を買うのに長蛇の列と驚かされてネットで購入して行ったら、それ程並んでいるようにも見えなかった。中は流石に立派なもので、iPadで写真を撮ると肉眼で見ているものより遥かに綺麗に撮れてしまうのでちょっと奇妙な感じがする。それにしても以前に比べて商業主義になったと言うか、レストランやショップ、カフェなども至る所にあって驚いた。昔の方が商売気がなく素っ気ない分、歴史遺産としての重みがあったようにも思う。庭園を歩いていて完全に方向を間違え、作業車用の出口から一回出てしまい戻れず焦ったが、何とかトラックが出る際に訳を話して入れて貰った。トリアノンまで歩き、帰りはオープンデッキのバスで帰る。それから宮殿の外に出て旧市街を散策の後パリに戻る。ジャベルで降り、駅の近くの薬局で喉が痛いと言って出してくれたのがプロポリス入りのど飴のような薬で、これが良く効いて痛みがなくなった。夜はトロカデロに出掛け、カレットというサロン・ド・テで友人のF女史と軽めの食事を取りながら歓談。明日グラースに向けて朝早く発つので早めに別れて帰宅。